アニメ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』感想/レビュー 人を選ぶ作品!個人的には高評価!

どうもタチバナです。

劇場版アニメ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を視聴してきました。
ネタバレあり感想/レビューを書いていますので、未視聴の方は注意してください。
ちなみに原作は一切知りません。

シャフトはちょっとやってしまったと思う。
声優に俳優を起用して、CMバンバン打って、アニメを見ないような層に見てもらおうと狙ったのかもしれないけど、この作品はまあ一般ウケはしないと思う。
そしてそういった層は何故か「君の名は。」や「時をかける少女」と比べたがる。

だから映画のレビューサイトを見ても評価が本当に低い。

この作品は、深夜アニメやファンタジー作品に慣れ親しんだ完全なアニオタ向け作品に仕上がってると感じた。
だが、アニオタは俳優の棒演技に激しく嫌悪感を示す。自分もそう。
声優に俳優を起用したことが、誰も得しない最悪の結果になってる。

内容は個人的には悪くなかった。
いかにもシャフトらしい作りで独特の没入感があって、ミステリアスな作風で楽しめた。
ヒロインを愛でられるかという点がこの作品を楽しむ大きなポイントになってると思う。

イントロダクション(クリックorタップで表示)
原作は『Love Letter』『リップヴァンウィンクルの花嫁』の岩井俊二。脚本は『モテキ』『バクマン。』の大根仁。刺激的な作品の数々で観客を魅了し続ける二人が綴るのは、“繰り返される夏の一日”を描くラブストーリー。総監督を務めるのは社会現象化した『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之。独創性溢れる演出と映像表現でアニメ界に多大な影響を与える奇才が、アニメーションスタジオ「シャフト」と最強タッグを組み、イマジネーション豊かな世界を紡ぎ出す。声の出演は、話題作への出演が相次ぐ広瀬すず。声優初挑戦となる菅田将暉。同世代のなかでも圧倒的な人気・実力を誇る二人のほか、声優界のトップランナー・宮野真守、国民的女優のひとり、松たか子と、ジャンルの垣根を越えた豪華キャストが集結。そして切なくも美しいメロディでラストを飾るのは、本作のためのコラボレーション、“DAOKO×米津玄師”による主題歌「打上花火」。「もしも、あのとき…」「もう一度、時間を戻せたら…」2017年夏、最高峰のスタッフ・キャストが、未体験の恋の奇跡を打ち上げる。(出典:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?公式サイト
あらすじ(クリックorタップで表示)
「もしも、あのとき・・・」夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。そんななか、典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。「かけおち、しよ」なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。それを見ているだけで助けられなかった典道。「もしも、あのとき俺が・・・」なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた・・・。何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?繰り返す、夏のある一日。花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる(出典:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?公式サイト

スポンサーリンク

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」ネタバレあり感想/レビュー


なんというか、ストーリーを楽しむって言うよりは、ヒロインの魅力と作品の雰囲気を楽しむアニメだったと思う。

基本的に観ている側に感じ取らせようとする意図で作られているのか、あまり細かい設定や描写とかはなくて、”どこから花火を見るか”にかけてそれぞれが選択を楽しむような作りだと思った。
IFの世界に正解も不正解もないように、受け手に解釈してもらうスタイルですね。
作中のキャラが言っていたけど、「どこから花火を見るかなんてそんなのどっちでもいい」とあったのはそういうことなんじゃないのかな。

だから投げっぱなしに感じるところはあったと思うけど、それを楽しめってことでしょう。
ラストも最後までそのスタイルはブレずにミステリアスに謎を残したまま終わったのも良かった。

結末がなかったわけだけど余韻はしっかりとあった。
しっかりと主人公がストーリーを動かしていたと感じたし、だからこそ物語に入り込めたし退屈せずに楽しめた。
というかひたすらに「もしも」という願望を描いた妄想ストーリーだよね。

「もしも、なずながいなくなるとしても今日だけは一緒にいたい」

これを全力でやり切った内容だったし、この物語に現実感がなくて当たり前なんです。
ファンタジーなIFの世界で”もしも”という素直な想いを行動に移して、それに伴って周りもより直線的になって現実ではない世界を描いた、不思議でミステリアスなファンタジーを表現した作品なんだと思います。
そんな異常で空虚とも言える世界を堪能できるかできないか。

男の願望丸出しの内容は女性にはたぶん理解してもらえないし、不快にさえ感じるものだったんじゃないでしょうか。
評価が低いのも納得。だけど個人的には十分楽しめました。

作画はなんというか無難。
求めるもののハードルが年々上がっているのはあるんだろうけど普通でした。
CGが明らかに不自然なところもあったりしたし、わざわざ劇場で見るほどの作画ではなかったと感じる。

でも、ファンタジーな世界だからこその抽象的な映像美は綺麗だったし、不安定なストーリーの中で描かれる一際キレイな花火の映像だったりは映像としてインパクトがあったし見応えがあったと思う。
電車が海を走るシーンも、千と千尋の物語!?と思ったけど、やっぱりこのシチュエーションは幻想的で素敵だった。
そしてなによりヒロインが可愛い。それに尽きる。

演出にも一つだけ気になったのが、途中のミュージカル調の歌のシーン。あれが意味不明すぎた。
物語にどっぷり浸かっていたのに、急に白けされられた感じ。あの過剰なファンタジー描写はちょっとやり過ぎに思いました。
今思い返してもあのシーンだけ明らかに浮いてる。

主題歌「打上花火」

DAOKOさんと米津玄師さんが歌うこの「打上花火」はメッチャいい曲ですね。
パっと光って咲いた」のフレーズが強烈に印象的で、そのサビのサウンドが最高。
ドラムと抑揚のつけたストリングスが華やかで、メロウなメロディーと相まってめちゃくちゃ心地いい。
ヴォーカルの掛け合いと歌詞の内容も、映画を見た後だとグッとくるものがある。映画の内容をなぞってるところが素晴らしいですね。
そしてDAOKOさんウィスパーボイスが可愛くてたまらない。

どこかで見たけど、映画見にいくお金でこのCDを買った方がいいってレビューがあって笑った。

総評

劇場に足を運ぶに値する作品かと聞かれたら微妙すぎる。
万人受けする内容や作風ではないので、かなり好みに分かれると思う。
個人的には、楽しめたので後悔はない。

細かいところを突っ込むアニメではなくて、雰囲気で感じ取って自分で補完して色んな角度から見るアニメだと思います。
男なら感情移入できるところはあると思うし、感情移入するも良し、眺めるも良し、ヒロインを愛でるのも良し。

見終わって改めてこのアニメのタイトル「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」を見ると色んなメッセージ性が詰まっていると感じるし、素敵なタイトルだなぁと思いました。

以上、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 感想/レビュー」でした。

スポンサーリンク






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。