『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第4話 感想 「未来のライデンいちの人気ドールから」

どうもタチバナです。

京アニの最新作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン4話を視聴しました。
ネタバレあり感想を書いていますので、未視聴の方は注意してください。

これまた心に沁みる素晴らしいお話でした。
アイリスのキャラを掘り下げるアイリス回でありながら、しっかりと本筋であるヴァイオレットと少佐の記憶に繋げる綺麗な流れ。
そして前回は夕焼けだったけど、今回は月夜でヴァイオレットの感情を震わせていた。

そしてなんというか、言葉の力を感じるアニメだよね。
表情や絵作りで見せてくるアニメだからこそ、少ない言葉がしっとりと響いてくる。
これはホントに京アニでしか素晴らしさを表現できないアニメではないかなと思う。

前回の記事はこちら

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」感想


子の幸せを願ってこその親の勝手な思い込みで自立しようとする子を傷つけてしまう、アイリスがちょっと気の毒になるような田舎のお話。
親子であっても相手の気持ちは中々分からないし、でもそれは愛があってこその衝突で、まさにヴァイオレットエヴァーガーデンにピッタリな内容でした。

親子共に自立する為の一歩が進めたし、ヴァイオレットも成長できた。そしてアイリスとの関係がかなり進んだ感じ。
ゆったりと進んでいるように思えて、かなり内容は濃いよね。話の流れも関係描写も自然で押し付けがましくなくて、作品のテーマに沿って物語がきちんと進行していて感心する。

京アニは物語が作れないと揶揄されていたりするけど、しっかりと物語が高レベルで作り込まれていると感じます。
今期だとダントツで個人的には好きかな。

ヴァイオレットのブレない非常識さもシュールで面白い。
その気を遣えないからこそ物事の核心をつくヴァイオレットの行動が人の心を変えていくから見応えがある。

ヴァイオレットがどこまでも真っ直ぐだから対面してる相手も逃げたりできなくて、きちんと向き合わないといけない。
だから相手を成長させることができるわけで、それってヴァイオレットだからこその才能だと思うんです。

アイリス


「未来のライデンいちの人気ドールから、大好きなお父さん、お母さんへ送る記念すべき第一通目の手紙です。」にグッときた。
素直に伝えられない言葉を手紙で贈る演出たまりません。

ヴァイオレットとアイリスの相性最悪かと思いきや、これからいいコンビになっていきそう。

少佐の情の深さが伝わってきた最後のシーンも感動。
兄から人形として扱えと言われていたのに、名前を与えて願いも込めて、彼女が人形としてではなく人として成長するように願った少佐の愛が偉大すぎる。

「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」と言った少佐の言葉。
ヴァイオレットの花言葉を調べたら「愛」と出てきました。少佐ェ・・・・!

次回も震えて待つ!

以上、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第4話 感想」でした。

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