TVアニメ「無職転生(1クール目)」感想 異世界転生の鉄板作品になりうる傑作!

タチバナ

大人気ライトノベルが原作のTVアニメ「無職転生-異世界行ったら本気出す-」を全話視聴してきました。
ネタバレありで感想、レビューを書いていますので、まだ未視聴の方は注意してください。

原作であるラノベがかなり売れて話題になっていたので、アニメ放送前からの前評判はかなり高く、タチバナもめちゃくちゃ期待して楽しみにしてました!続きである2クール目の放送も10月から決定しています!

そこでネタバレも含めた形で第1話からラスト回(第11話)までを通して視聴した感想やお勧めポイントを紹介していきます。

目次

無職転生(1クール目)のあらすじ紹介


「無職転生」では異世界への転生から始まり、ルーデウスの”成長”が主なテーマとして描かれています。
それはアニメ版でも変わらず、ルーデウスの成長と同時に、物語の舞台が移されてしまうこともまた、1つの大きな特徴となっています。

まずはネタバレも含む形で1クール目の「幼年期編」と「少年期編」に分ける形で、あらすじを紹介していきます。

幼年期編(第1話〜第4話)


無職で童貞のクズニート(34歳)が自宅から追い出された直後、交通事故に巻き込まれて死亡します。本来ならば、そこで人生を終えるはずでしたが・・・目覚めた時には「ルーデウス」として異世界に転生していました!

グレイラット家の長男として転生したルーデウスは、前世の記憶や経験も活かしたことにより、3歳にして早くも”魔法”を習得してしまいます。それによって、母親(ゼニス)から魔法の才能を見出されたことにより、家庭教師の下で授業に励みます。

こうした新たな生活や家族関係の中、ルーデウスの中にいる”前世の男”も「この世界では本気でやり直そう!」と固く決意しました。

ロリッ子魔術師(ロキシー)やエルフ耳の幼馴染(シルフィエット)との出会いで成長していく矢先、父親(パウロ)の浮気のせいでメイド(リーリャ)の妊娠が発覚してしまいます!

そんな家庭崩壊の危機に直面しながらも、ルーデウスが持ち前の機転を利かせたことにより、何とか穏便に済みました。
それから”2人の妹”にも恵まれたのも束の間・・・父親(パウロ)の考えにより、ルーデウスは気を失ったまま、ギレーヌと共に”アスラ王国”へと強制的に移住させられてしまいます。

少年期・アスラ王国編(第5話〜第8話)


ギレーヌに連れられる形で、父親(パウロ)の従兄弟が治める”アスラ王国”へ移住させられたルーデウスを待ち受けていたのは、凶暴なツンデレお嬢様(エリス)でした。

出会ったばかりの頃は、暴力ばかり振るわれるものの”誘拐事件”から帰還した後には、エリスからも「正式な家庭教師」として認められます。

それからはエリスとギレーヌに魔術や算術を教える傍ら、ルーデウスの方もギレーヌから剣術を習い始めます。忙しくて大変ながらも平穏な日々を送りますが、そんな生活も長くは続きません。

ルーデウスが10歳の誕生日を迎えた翌日、ヒトガミが起こした「魔力災害」により、エリスと一緒に“未知の大陸”へと転送させられてしまいます!

少年期・魔大陸編(第9話〜第11話)


ヒトガミが起こした「魔力災害」によって、ルーデウスがエリスと一緒に転送された場所は”魔大陸”でした!そこはこれまで過ごしてきたブエナ村やアスラ王国とは違い、凶暴な魔物たちが蔓延る危険地帯です。

それでもルーデウスは「エリスを無事にアスラ王国へと送り届ける」という目標を立てて旅立ちます。

その地で出会ったルイジェルドも加えた3人パーティーによる、新たな冒険が始まりました!

無職転生(1クール目)の感想


ここからは「無職転生(1クール目)」を全話通して視聴した後の感想を話したいと思います。

“ベタ設定”だからこその安心感と面白さ!


現実世界で死亡した人間が、ファンタジーな異世界に転生して、人生をやり直す・・・
ここ近年では、こうした異世界転生は数多くあり、本作品の主人公による転生の仕方は、完全に”ベタすぎる設定”と言われても否定できません。

それでも“ベタだからこその安心感や面白さ”があるからこそ、飽きずに見続けられる魅力もあるのです。
さらに、こうしたベタさを補う形で登場する三大ヒロイン(ロキシー・シルフィエット・エリス)による魅力溢れるキャラクター性も、視聴者たちを惹きつける要因になっているものと感じました。

“前世の男”を責めることなど、誰にもできない・・・


ルーデウスとして転生する前の”前世の男”も忘れては、いけません。
彼の素性や境遇、そして転生に至る理由においては第2話冒頭で明かされました。

あらすじ紹介の箇所でも少しだけ触れましたが、確かに彼は20年以上にもわたって、ゲームやネットばかりに溢れている“クズニート”です。
両親の死後、兄弟たちからもそう言われながら追い出された挙げ句、高校生たちを助ける形で事故死してしまったわけですが・・・そんな彼を責めることなど、誰もできないはずです。

この”前世の男”が引きこもりになってしまった理由は同じ回でのロキシー師匠との修行の中で明かされましたが・・・高校の中で、あんな残酷なイジメに遭わされたら、誰だって逃げ出したくなるってモンです!

ルーデウスの悩みや挫折に共感!


転生したばかりの自分に”魔術の才能”を見出したルーデウスは、この生まれ変わった異世界の中で「今度こそ本気で出して生きよう!」と強く決意しました。

彼のそうした意気込みは、新しい家族を始め、ロキシーやシルフィエット、そしてエリスとの人間関係を見ているだけでも分かります。

しかし、ヒトガミのせいで転送させられた”魔大陸”では、これまで上手くいっていたことすら通用しない直面にも何度もぶつかってしまいます!
そのことで苦悩させられるルーデウスの辛い気持ちにも、思わず共感してしまうんですよね。

本作品の見所:お勧めポイント3選!


ここからは「無職転生(1クール目)」のアニメをこれから視聴しようと考えている皆様に対して、お勧めポイントを3つに絞って紹介します。

個性的なキャラクターたちが、ルーデウスを成長させる!


本作品の主体とされるテーマは、もちろん「ルーデウスの成長記」です。
しかし、いくら”前世の記憶”を駆使しても1人きりでは乗り越えらないことも多くあります。

そんな中で彼を支えてくれる家族や仲間を始めとした、個性的なキャラクターたちも実に魅力的なのです!
そうしたキャラたちからの支えもあるからこそ、ルーデウス自身も成長してこれたわけですね。

CGによる”魔法”や戦闘描写も迫力満点!


ここ近年のテレビアニメは、ひと昔前の作品たちを遥かに凌駕するほどの”映像美”で作られています。それは本作品でも例外ではありません。

しかし、この作品においてはルーデウスやロキシーが唱える“魔法”が実に高レベルなCGを駆使する形で描かれて(作られて)いたのです!

そうした要素により、戦闘シーンも迫力満点なのですが・・・個人的に最もカッコ良く感じられたのが、第5話で描かれた「ギレーヌが誘拐犯たちを斬殺する場面」です。

「これって本当にテレビアニメなのか?」と疑ってしまうほどの迫力とスピード感や演出に対して、鳥肌モノのカッコ良さでした!

2クール目でも”魔大陸”での冒険は続く・・・


本作品の原作ラノベが長きにわたって描かれてきましたが・・・アニメ版の1クール目は物語としても、ルーデウスの人生としても、まだまだ「ほんの一部」にしか過ぎません。

1クール目ではルイジェルドが頭をスキンヘッドに変えた場面で終わりましたが・・・魔大陸での冒険は、まだまだこれからなのです。
そのため、2クール目はそのまま”魔大陸での冒険”の続きから始まります。

そうした点を踏まえても、やはり2クール目の放送が始まる前に、1クール目を再放送や配信で視聴しておくべきですね!

まとめ

今回はアニメ「無職転生(1クール目)」のあらすじや、全話視聴した後の感想、さらにお勧めポイントも紹介してみました。

あらすじだけでも、かなり長文となってしまいましたが・・・この記事を読んでいただいたことにより、本作品の魅力に少しでも興味を持っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

2件のコメント

様々な観点から、原作や書籍などで一度は読了しているのかなとは思うのですが。

ルディがパウロに強制送還されたのはロアという城塞都市であり、アスラ王国ではありません。確かに、ロアはアスラ王国内にある大きな都市の1つですが、ブエナ村もアスラ王国にあるので、”ブエナ村からアスラ王国に”は変です。東京から京都に引っ越したことを、東京から日本にとは言わないのと同じです。

それと、転移事件はヒトガミが起こしたものではありません。仮に筆者がアニメ勢であったとしても、ヒトガミが転移事件を起こしたという話は一度も出ていないので、変な思い込みがあると思われます。原作勢であれば、今一度読み直しされることをおすすめします。

結論:無職転生大好き

ご指摘ありがとうございます!
原作は結構前に読んでたので、もう一度読み返してみようと思います。
第2クールも楽しめてます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です