どうもタチバナです。
みなさん、最新の面白いマンガを探してはいませんか?
最新のマンガを読みたいなと思っても、数が多すぎる上に話題にもなりにくいので見つけるのが結構難しかったりします。
そんな時におすすめなのがマンガ大賞!
これは、ガチのマンガ読みが直近1年に発売された最大巻数8巻までの漫画の中から一番人に薦めたい作品を選ぶコンテストなんです。
タチバナもノミネートされた作品は全部すぐさま読みますが、選ばれるだけあってホントにどれもこれも面白い!
そんなマンガ大賞の最終選考に残った12作品を今回はご紹介したいと思います。ネタバレなしで感想/レビューを書いてますので、読む漫画を選ぶ上での参考にしてください。
それでは、どうぞー!
目次
2018年マンガ大賞ノミネート作12作品
映画大好きポンポさん(全1巻)
ポンポさんは敏腕映画プロデューサー。映画の都ニャリウッドで日夜映画製作に明け暮れていた。ある日アシスタントの“映画の虫”ジーンはポンポさんから突然「この脚本は君に撮ってもらうから」と監督に指名され!?
映画を作るお話が1巻完結、たった6話で描かれていました。たった6話なのに、めちゃくちゃ引き込まれてまるで一本の映画を見ているような構成と見せ方で衝撃でした。文字数が多めで絵柄が独特なので初見で引いてしまいかねませんが、じっくりと読み込んでほしい。この漫画のラストのセリフが、この漫画自体にもかかっているというギミックは爽快でアッパレ。
映像研には手を出すな!(現在2巻)
アニメは「設定が命」の浅草みどり、カリスマ読者モデルでアニメーター志望の水崎ツバメ、金儲けが大好きな美脚の金森さやか。ダンジョンへ、戦場へ、宇宙へ‐‐想像の翼を広げて、電撃3人娘が「最強の世界(映像)」を創り出す!
創作意欲を刺激されるような新感覚漫画。女子高生3人がアニメーション制作に取り組む様子がドタバタと繰り広げられています。これがまたマニアックで、宮﨑駿監督のような中身の子がいたりとこだわりの視点が非常に面白い。力を合わせて何かを成し遂げようとする青春ドラマとしてもバッチリ。なんというか、アニメと漫画の間を行くようなこの漫画特有の新しい表現は、数々の漫画を読んできたボクでも衝撃的でした。次世代漫画って感じがする。
ゴールデンゴールド(現在3巻)
福の神伝説が残る島・寧島で暮らす中2の少女、早坂琉花。ある日、海辺で見つけた奇妙な置物を持ち帰った彼女は、ある「願い」を込めて、それを山の中の祠に置く。すると、彼女の目の前には、“フクノカミ”によく似た異形が現れた――。幼なじみを繋ぎ止めるため、少女が抱いた小さな願いが、この島を欲望まみれにすることになる。
「刻刻」作者の最新作で前作同様謎の多いミステリー作品。この作者の独特で異様な世界観は、グイグイと物語に惹きつける魅力がありますね。全く予測がつかない展開と、あり得ない設定なのに醸し出されるリアリティは秀逸です。不気味さも半端ないし、怖いんだけど、笑えるところもあってどんどんハマること間違い無し。読みだしたら続きが気になって仕方なくなるはず。
ダンジョン飯(現在5巻)
ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう!」スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!! 襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!
発想が面白い、ゲーム世界の食事に焦点を当てた新しい漫画。ダンジョンで生き抜くためにモンスターを調理して食べるんだけど、その架空であるモンスターの雑学や創造されたうんちくが非常に面白い。ダンジョン踏破モノとしてもテンポ良く進むので楽しめるし、ホントに異色のファンタジー×料理漫画って感じです。ファンタジー好きはハマると思う。
とんがり帽子のアトリエ(現在3巻)
小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。
魔法使いが題材になっていて、主人公の好奇心やワクワク感が読んでて伝わってくる純度の高いファンタジー作品。とにかく絵が綺麗でディティールに凝っていて、絵だけで色んなことを想像させてくる力があり、下手な説明などはあまりいらない感じ。ヨーロッパの童話を読んでいるような世界観と雰囲気があって、素敵なハイファンタジー世界が楽しめます。
凪のお暇(現在3巻)
場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!!
人間関係に疲れた女性が人生を仕切り直す物語。設定はヘビーなんだけど、軽い調子でサラリと押し付けがましくなく描かれているので読みやすい。現実あるあるが多々あるので、共感できる人はどんどんハマると思います。女性が読めばハマるだろうなあと思いながら読みました。もちろん男が読んでも女性視点のリアルが見られるので中々面白い。たぶん、そのうちドラマ化される作品だと思います。
BEASTARS(現在7巻)
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
絵柄が独特でかなりクセがありますが、読めば読むほど味が出てくるスルメのような作品。草食肉食の特性を残したまま文明的な生活を送る動物たちのスクールライフが描かれています。草食肉食の本能からなる苦悩の上での共存が面白いんです。独創的なストーリーと設定で、このファンタジーな世界に引き込まれます。なんとなくアメリカの学校をイメージするような内容ですね。ケモナー必見です。
不滅のあなたへ(現在5巻)
何者かによって“球”がこの地上に投げ入れられた。その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる。死さえも超越するその謎の存在はある日、少年と出会い、そして別れる。光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ……刺激に満ちたこの世界を彷徨う永遠の旅が始まった。これは自分を獲得していく物語。
不死の力を与えられた少年の生と死の物語。「命とは何か、何のために生きるのか」を考えさせられる内容であり、命をテーマにした壮大なスケール感をもったハイファンタジー作品です。哲学的な空気感とSFチックで圧倒的な世界観に没入しました。語りかけるように進んでいく物語にはかなり心が揺さぶられました。感受性の高い人は注意が必要なレベル。大人向けの漫画が読みたい人に自信を持っておすすめできます。
メイドインアビス(現在6巻)
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていく。アビスの緑に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?
残酷描写が半端ないダークファンタジー作品。「アビス」と呼ばれる地上最後の秘境である深い穴の冒険物語で、ただ冒険するのではなく、真相を探っていくミステリー要素がかなり強めのストーリー。だからこそ冒険の先が気になって仕方ない。練り込まれた設定とプロット、そして独特の世界観はロマンがあって冒険モノとしては一級品だと思います。
約束のネバーランド(現在7巻)
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
プリズンプレイクに似た展開で、こちらは刑務所ではなく孤児院。頭脳戦が繰り広げられて、ハラハラドキドキするような知的な戦いが中々面白いです。自力で運命をこじ開けようとしている姿がとても健気で応援してしまうため見応えがある。サバイバルモノにもなっているのでデスゲーム系が好きな人にもおすすめ。
ランウェイで笑って(現在3巻)
身長は、158cmから伸びなかった・・・。藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッションデザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!?「叶わない」宣告をされても、それでも一途に夢を追って走る2人の物語。
モデル志望の女の子とデザイナー志望の男の子の同級生コンビが逆境の中、夢に向かって邁進し実現させていくストーリー。才能ありきのシンデレラストーリーではなく、かなり波乱に満ちた内容なので、ひたむきに頑張り力強く物事を乗り越えていく姿に胸が熱くなりました。女性向けと見せかけて、ファッション業界でのスポ根といった熱い少年漫画のような内容なので男女ともにおすすめできる漫画です。
我らコンタクティ(全1巻)
冴えない会社員をしているカナエは、小学校時代の同級生中平かずきと再会する。彼はナゼか一人でロケット開発をしていた。かずきの驚くべき目的を知り、カナエは思わず脱力!だけど、二人は一緒にロケット開発をすることに!カナエとかずきが小学校の時に見たUFOも絡み、思いもよらぬ方向へ物語は進む!
1巻完結の、不思議な距離感の2人がある目的のためにロケットを打ち上げるお話。独特の絵と2人のパワーに引き込まれて夢中になって読みました。淡々と進む中にドラマがあって、読了後は読み始めには想像も出来ないようなカタルシスがありました。ラストの清々しさと切なさはたまりませんでした。
最後に
こんな素敵な漫画に出会わせてくれるからマンガ大賞は好きだ。
どれもこれも巻数はそこまでないのにしっかり内容があってしっかり面白い。
基本的にマンガ大賞の最終選考に選ばれる作品は全て読んでいますが、今年2018年は特にレベルが高い気がします。
面白い漫画を探されている方は、一度、マンガ大賞に注目されてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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