タチバナですこんばんわ。
人類と未知との遭遇を描くTVアニメ「正解するカド」9話を視聴しました。
ネタバレありで感想&考察を書いてますので、まだ未視聴の方はご注意ください。
超展開すぎて、笑うしかない。
そういう意味では面白いけど、アニメとしてどうなんだ。
硬派なSFだと思ってたのが、宇宙人バトルものになってしまった。
一生懸命考察とかしてたのに、斜め上にいきすぎでしょ・・・。
でもこうなったらもうリセット展開しかない気がするけど、交渉官とは一体・・・。
前回の記事はこちら
正解するカド 9話「ナノミスハイン」感想
最後が衝撃的すぎただけに、今回の9話の内容をおさらいするのが凄く億劫だ。
しかも話が変に複雑で難しいし、フタ開けてみるとこれまでの積み重ねが全て無駄だったように感じるし、一体何がしたかったんだろう。
ナノミスハインの説明としては、要は超能力が使えるようになるってことだよね。
瞬間移動だったり、重力を無視したりそういうことが行えるようになりますよと。
でももうこれらも全てどうでもよくなる展開だったので、アニメの本筋とは関係のない戯言になった。
人類が未知なる遭遇にどう立ち向かっていくのかを見るのが面白かったのに、なんで構図を異方バトルにしちゃったのかな。
国連とか世界情勢とか全てが過去になってしまった感が否めない。
情報の繭
その繭というのが宇宙であり、たくさん作った宇宙の中の一つに奇跡が起こり、人類が生まれたと。
前回の記事でも書いた「人間万歳」の内容とよく似ていると思う。たぶん脚本家はここからヒントを得たんだと思う。
是非これ読んでみてください→人間万歳Wikipedia
新しい情報がほしいザシュニナからすると、色んな本を読んでいるときは至福の時だったんだろうな。
でもその圧倒的な処理能力で情報が枯渇してしまうから、色んなものを与えて新しい進化を遂げていけば情報が枯渇しなくて済む。
つまりザシュニナが言う正解とは、ザシュニナに新しい情報が常に入ってくるように進化し続けろってことなんでしょう。
いわゆる、神々の遊びですね。
人類は、ザシュニナの欲求を満たす道具でしかなく、つまり人類にとっては害悪そのもの。
でも、どうして真道さんを連れていこうとしたんだろう。まだ情報が出ると思ってるんだろうか、いわゆる噛めば噛むほど味が出るスルメみたいな感覚なんだろうか。
まだここまではまだ理解できた。
でもどうしてここからラノベみたいな展開になってしまったのか。
急にそんな宇宙を創造できる神の存在であるザシュニナが、電子ソード出して物理的に斬りかかってくるとかチープにもほどがある。新しいクローンを作ったのはもうなんでもありの存在なんだからわかるけど、なんで物理的に殺しにきたんだ。
そしてそれをガードしたのが、人類の住む宇宙を創造したつかいさんとか超展開とはまさにこのこと。
結局は人類は蚊帳の外で、神々の遊びを描きたかったわけですね。
つかいさんのほうは、ザシュニナのように情報を過剰なほど欲しているわけではなく、人類の自然な発展によってもたらされる情報で満足しているよう。
つかいさんからすると、私の庭を荒らすなってことだろうし、ザシュニナはただの自分の快楽を求めて人の物を奪いにくる狂人でしかない。
これから2人の対立を描いていくんでしょう。
この記事を書くことによって、だいぶ頭が整理できてきた。
見終わったあとは、なんじゃこりゃって勢いで書き始めたけど、悪くない気もしてきた。
今までのお話は全て無意味だった気もするけど、話の筋は通っている。
真道さんが主人公してたけど、其の実はつかいさんが主人公だったわけだ。
今回9話の内容を踏まえて、今までのつかいさんの行動を改めて見ると、なるほどなと思うところもある。
1周回って、面白くなってきた感もある。
人類と未知との遭遇を描いているようで、実は宇宙の創造主のお話。
人類と異方存在の話と思ってみるとなんじゃこりゃってなるけど、広い視野で見てみるとガッツリSFでなかなか深い。
一応、このアニメの本質である”人類のあり方”がどうなっていくのかは描かれていくだろうしね。
なんだかんだ、次も楽しみだ。
次回「トワノサキヲ」
◆OA◆
本日 6/9(金)このあと22時半は
MX1にて第9話!加速し続ける人類・・・
真道とザシュニナの行く先は―?第9話、絶対にお見逃しなく。
▼予告 どうか確認されたいhttps://t.co/u1A1MDlxRF#正解するカド #tokyomx pic.twitter.com/kmg6mrh4Sl
— 「正解するカド」公式 (@Seikaisuru_Kado) 2017年6月9日
以上、「正解するカド 第9話 感想と考察」でした。
だから、常に情報不足に苛まれている。
情報がほしい。大量な情報を摂取したい。圧倒的な処理しきれぬほどの情報を浴びて情報で満たされたい。
その為に、異方存在は情報の繭を想像した。